3月20日現在、台北から、まだ日本語で出ていない最新ニュースをお伝えします。

先日、帰国時の14日間の隔離が10日に短縮されたばかりですが、3月14日政府の防疫の責任者陳部長が、入国時の隔離をさらに短縮する「753」計画をホテル組合の会合で述べました。隔離期間を今後暫時、4月に7日、5月に5日、6月に3日する可能性があるというものです。

3月7日に交通部(省)観光局長が、7月に観光旅行解禁か、と言及しましたが、最も厳しい立場の陳部長がここまで述べたのは、記憶では初めてかと思います。台湾に居ると様々な業界の方々の声も入ってきますが、現実の解禁は9月か、という声が多いように感じます。いずれにしても、政府がゼロコロナへの固執を方針転換しているのかもしれません。

今年は4年ごとの市長や議員の全国統一選挙で、陳部長が台北市長選に出るか微妙です。現在あまり解禁へのアクセルは踏みにくいという力学もあるかと言われます。ニュージーランドが観光解禁計画を発表するなど、世界のウィズコロナへの動きもあり、そして禁断状態の国民感情も無視できない所まで来ているかもしれません。

どれだけ予測しても想像です。日本も含めて現実のコロナの状況次第なのですが、ムードは高まっているとは言えましょう。コロナに慣れてしまいましたが、万が一水門が開いたときのことも考えておくべき時かもしれません。

＜参考記事＞
蘋果新聞網
旅遊見光！陳時中首曝居檢「753」　縮至5天內檢疫可開放 ｜ 蘋果新聞網 ｜ 蘋果日報 (appledaily.com)

自由時報
陳時中拋縮短檢疫「753」 旅行業者喊「369」盼9月可出國 – 生活 – 自由時報電子報  (ltn.com.tw)

台湾ヤフー
檢疫天數”753″規劃 4月有望縮短到7天 (yahoo.com)

3月20日
台北より
IBC大塚