スーパーブロガー取材報告―仙台の飲食店にて

今回は台湾「スーパーブロガー」の取材実例を紹介します。台湾人ブロガーという言葉が定着しましたが、本当に実力を持っているブロガーはごくわずかです。特にトップの数名に限り、当社では「スーパー」という名称で呼んでおります。当社が台湾でWi-Fi ルーターを普及させることができたのも、スーパーブロガーのおかげです。彼らを日本のインバウンド誘客に活用する、そのような試みを行って二年が経ちました。

当社はスーパーブロガーの代理人として、毎月数多くの日本のクライアントの取材をコーディネイトしています。その取扱量と経験は台湾随一です。先日は、訪問比率の高い首都圏でも関西圏でもなく、仙台の飲食店の単独取材を実施しましたのでご紹介します。

政府の調査結果によると、仙台は訪日客の約5%しか訪問しません。当社の独自調査でも7.7%です。果たして実績を出せるのかと、ブロガーの本人も引き気味でした。取材先は仙台駅付近の牛タン専門店。焼肉業態も含めると全国チェーンですが、全国展開する牛タン専門チェーンほどの知名度はありません。仙台も2店舗のみです。しかしその旨さは仙台市民の人気投票1位ということでブロガーに期待を持たせ、引き受けることとなりました。

  

取材当日、ブロガーはなんと前日に4社の牛タン店を食べ歩いておりました。その比較取材ということで、やる気満々でした。社長はアルバイトから社長になった方で、G7で肉料理を担当した実績もあるシェフでした。メニューは牛タン定食ばかりではありません。たっぷりのわさびで食べる牛タンステーキのねぎポン酢和え(写真)や、長時間ねぎと煮込んだ塩味の牛タンスープなど、工夫を凝らしたメニューばかりでした。                                                                                                

ブロガーが食べ始めて、彼の何気ないつぶやきに私は驚きました。「うまい、本当にうまい」と繰り返しています。100か所近く取材して、彼の口からこの言葉を聞いたことはありませんでした。取材が終わってすぐに、台湾人の男性がブロガーの記事を片手に来店されました。社長はその即効性に驚かれました。その後、約二週間で47名の台湾人が来店しました。しかも営業していたのは本店のみです。粗すぎる計算ですが、もし東京か大阪の店であったなら500名近くに匹敵する人数です(実際、大阪のお好み焼き屋で、取材後一か月で2,500名来店した記録があります)。結局、取材記事には延べ74万人の台湾人が閲覧し7,000人がいいね!で反応しました。

今回は、メニューが良いのはもちろんのこと、社長とインバウンドご担当者が事前に訪台され、仙台活性化にかける信念や、台湾の方に食べてもらいたいという強い想いを語られ、当社もブロガーとミーティングを重ねながらきっちり伝えました。事前に盛り上げて取材当日に臨むことはとても大事です。また取材現場では、社長自らがブロガー一家をもてなされる姿勢も取材を盛り上げました。

ブロガー取材は、お金を払って機械的に行う広告とは異なります。特に記事の書き手であるブロガーを、いかにその気にさせるかが成功のための重要なポイントといえます。

基本的に本業があるブロガーは頻繁に取材旅行ができませんし、興味ない案件ははっきり断ります。ちなみに日本に招待されるというだけで大喜びするブロガーも大勢いますが、実力がある人間は少ないです。いかに事前に彼らを「その気」にさせるか?それが我々の役割ともいえます。ちなみにこのブロガーのファンは126万人(ちなみに台湾の人口は日本の5分の1)、取材では数日間で延べ数百万人の台湾人にリーチすることが可能です。スーパーブロガーは、活用方法によっては抜群のインパクトとコストパフォーマンスを発揮します。

当社ブロガーの活用メニューは、⇒こちらへ 

写真出典元:スーパーブログ林氏璧と美狐團三狐ブログ/テレコムスクエア台湾