【2022.8.25】「台湾経済の快速まるわかり」(台湾イトキン多田董事長レポート)
イトキン台湾の董事長の多田良二様は、台湾在住30年の大ベテラン。董事長が毎月、西川経営塾(会計士の西川様が主催する経営塾。私も8年出席しています)で発表されている台湾経済の報告書は、台湾経済を簡潔明瞭に俯瞰した、素人にもわかり易いレポートです。今回は5月16日のレポートに続きまして第三回。7月26日付のレポートの報告です。
要点をさっと紹介しますと、
● 6月の台湾の輸出は、対前年同月比+14.2%と好調を維持。24か月連続プラス成長
● 内訳は、半導体、電子部品、パネルで6割
● ウクライナ戦争が台湾株価を下振れさせたが、国家金融安定基金の介入により回復基調
● コロナは、5月末の1日感染者90,000超えでピークを打ち、徐々に減少傾向
多田董事長ありがとうございます。
確かに半導体がけん引する台湾経済は絶好調です。その影響を受けて(当社のように)円建てで仕事を受けている会社は、円安と元高のダブルパンチに泣いています。現在は1元4.5円という信じられない元高レート!1元3円台が懐かしいです。
台湾のコロナ感染者はその後も減少していますが、1日2万人で下げ止まっています。しかし日常生活の規制はほとんどありません。入国者制限については、1週間4万人であったのが8月22日から5万人に拡大されました。
あとは、旅行会社の海外旅行の募集がいつ解禁されるのか?!そこが関心事です。一説には、10月10日の国慶日(中国と異なり台湾では国慶節ではない)という噂があり、または統一選挙のある11月末あたりという説があります。
現政権の民進党が強いと思われますが、たとえ国民党に変わっても、海外旅行規制緩和はもはや国民的希望であり、緩和の方向性は変わらないだろうというという意見が多いようです。あとは日本次第といえます。
IBC董事長 大塚 順彦
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